観察していますと感じる事ですが、観光客に中国の方が非常に多い
なあと実感してしまいます。
しかも、かつての中国のイメージと違い裕福そうに見えます。
日本の観光業界にとっては国内の大不況のなか救世主のような感覚
かもしれませんが、かつての日本の変遷に今の中国が似通っている
ように思いましたので今回はそれをピックアップしてみます。
日本
1964年 東京オリンピック開催
1970年 大阪万国博覧会開催
中国
2008年 北京オリンピック開催
2010年 上海万国博覧会開催
40年前の日本の高度成長期と現在の中国の状況はまさに瓜二つで
悪い事に現在の中国は日本の高度経済成長期よりも急速に経済成長
しているように感じています。
基本的に上記のような国際イベントを続けて行うと公共事業やイン
フラ整備に予算が大幅に使われるし、世界的に資金が流入するので
好景気になってしまうのです。
日本では東海道新幹線や東名/名神高速道をはじめ交通の整備、東京
ではホテルオークラを筆頭に有名ホテルや東京国際空港もこの事を
きっかけに整備されています。
その後、日本はオイルショックやニクソンショックによって高度経
済成長に水をかけられ、プラザ合意による急激な円高でバブル経済
突入。
バブル経済崩壊後はみなさんもよくご存知のように失われた10年
20年となっています。
中国も今後日本の歩んだ道と全く似通った道を歩むのではないかと
感じておりまして、上海万博後オイルショックか水ショック。プラ
ザ合意のような元の切り下げとバブルの崩壊。
日本経済の停滞に中国の方に嫉妬している私ですがかつての善かり
し頃の日本に戻って欲しいと思うのは私だけでしょうか。
年を取ったからこんな事思うのかな?
では、もうすぐ新年度。いいスタートダッシュを・・・